飛ぶコタツ

妄想の空をどこまでも…

森の奥へ

たぶん僕の前世は猫で、きっと野良猫で、飼い猫に憧れていた。 飼い猫になりたくて仕方なかった。ぎゅっと抱きしめられたかった。 僕を抱きしめてくれるニンゲンがいつかきっと現れると思って、ニンゲンに近づいていってた。どこの飼い猫よりも愛想が良くて…